とある変人の冒険録

奇妙な物語×教育×変人

褒めることは諸刃の剣?

こんにちは Longです

今日はある例を用いて褒めることの注意点を考察していきます。

例) Aさんは中学一年生、英語の成績が伸びずに悩んでいる。予習ノートの字はとても綺麗で先生からも褒められている。成績が上がらずにモチベーションが低下気味だ。

 

このような場合何が成績不振の問題といえるでしょうか。理由はいくつかありますが今回は褒めた場合によるモチベーションの帰結という視点で考察します。

そこでここでの例で、先生はAさんの字を褒めています。なぜなら成績が良くないため、褒めてモチベーションを上げようとしているのです。この行動自体はとても良いものです。

*(別の記事で人のどこを褒めるとうれしいか、やる気が出るかを載せます)

ただこの字を褒めるという行為は諸刃の剣になりかねないという問題があります。

Aさんの字を褒めた場合、Aさんは綺麗なノートを作ることがゴールになる可能性があります。つまりゴールがノートを作ることに終わってしまうのです。学びを得ることなく時間をかけて綺麗なノートを作りかねません。

 

褒めることはモチベーションを高めてくれます。とくに承認欲求の高い子は褒められるととても喜び、良いパフォーマンスを発揮します。ただし褒めるべきポイントを見極めることが重要です。見極めが効かないと生徒は盲信したり、エネルギーを当てるポイントを間違えてしまいます。字を褒めるのも大切ですが、同時に効率の追求を教えるのも大事です。といっても何でも褒めれば良いものではありません。どこに力を注ぐべきかを誘導するように褒めましょう。

 

ではいい褒め言葉を